笹の船で海を渡る 感想文。

 

‪笹の舟で海をわたる 角田 光代 http://www.amazon.co.jp/dp/4620108073/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_OQm7zb6SRBQT7
名作でした。
ねそけるくらいの。
(現在午前2時40分)
こんなわけわからん感想文読まずにこの本を読んでほしい。
そして以下自己満足のラブレターなので
目を伏せておいてほしい。

目を伏せて欲しいのに載せる理由はただ一つ、
身内の具合が悪く、そんな時に思ったのが
自分が何かあったときに何も伝えられなかったら後悔するし
何を考えて、思っていたか知って欲しいから。
直接いうまでもない、
何かあったときのためのまさに保険。
言い訳が長くなっちまった。
そういうことです。

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笹の海で船を渡るは昭和一桁代に生まれ育ち
そして、生き抜いてきた女性、左織、風美子の生涯を
左織の視点から描いた物語だ。


昭和初期から高度経済成長、バブル、昭和天皇崩御
めくるめく昭和時代、
‘常識’というものがどんどんと変わって行く時代描写が
とても面白く、
このような時代だったのかと驚く。

‪この主人公左織は‬
‪人生を切り開いて行くような風美子とは対照的に‬
‪ある時点まで自分の人生はどうにかなる‬
‪どうにか出来るとは思っていない人生、‬
‪否、何かあるとすべて自分のせいでなくて‬
‪何かの所為だと思いたい人生だった。‬
‪責任は自分にないと。‬
‪そうでないことにも薄々気づきながら。‬
‪だが気付かされる瞬間がくる、‬
‪人に、明るく積極的な風美子に「まきこまれている」と思っている時点で‬
‪他者の所為にしていると。‬
‪対照的な歩み方をした2人の人生。‬
‪どちらが幸せとも言えない‬
‪色々な生き方、考え方があると思わせてくれた‬
‪名作品でした。‬

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hanten....


私は好きで好きでどうしたらいいのか分からない
という感情を数年前からずっと抱いており、
また結婚しても相も変わらずどうしようもなく、
行き場のない思いをそこいらに転がしている。
かくいう私は人生は自分で切り開ける、
自分のものだと思っている人種だ。
だから結婚して好きなものを手に入れた、
と思っていた。

だが結婚したところで、紙切れ一枚。
最愛の者の籍に入れてもらえただけ。
相手が何を考えているのか、
内臓に病気を抱えていないかとか、
外側に出てこないものは今まで同様分からない。
やはり他人は他人。
自分の思い通りにすることなどできないし、
このやり場のない気持ちは
結婚することでも、子どもを作ることでも
何にでも解決することは出来ない。

‪もうどうしようもないのだ。‬
‪大人は子どもの前で大人の振りができる人を言うとは‬
‪太宰の受け売りだけども、愛する人の子どもを育てながら、‬
‪大人の振りをしながら、おっかなびっくりな好きという気持ちを抱え‬
‪一生生きて行くしかないのだ。‬
‪これを幸と考えるか不幸と考えるか‬
‪諸説あるとは思うが、‬
‪幸ということにして‬
‪私の感想文兼一生片思い宣言を終えたいと思う。‬